「スムーズに
離婚と住まいの売却を進めたい」
働き方や生き方の多様性が当たり前になり、人生の転機にお家を手放すという選択をされる方が増えている昨今。「離婚」も選択の理由として多くあります。こういった場合お二人そろってのお話し合いはなかなか難しいところですが、そこをサポートするのも私たちの仕事です。今回はそんな離婚時の自宅売却についてのエピソードをご紹介します。
一括査定の問い合わせがあったのは旦那様から。お話を伺うと、残債があり現在もローン支払いが続いているため、できるだけ諸費用込みで持ち出し金が少なくなるように売却したい、なるべく早く売却完了したいとのご希望でした。
ローンと賃貸のダブル払いになることも厳しいため、居住中のまま売り出したいとのご希望でした。ご夫婦の共有名義の物件でしたが、奥様は既に別居されており遠方のご実家におられること、やはり離婚前提でのご相談のため、なるべく手続きなどで夫婦が顔を合わせないようにしたいとのご希望でしたので、確認事項やご要望は担当者が間に入ってお話を伺いました。
まずはお家の「ホームインスペクション（住宅診断）」を担当者が行い、修繕やリフォームが必要な所や売主様も気づいていない劣化がないかを調べていきます。同時に売り出し用の情報に乗せるための写真や動画の撮影を行うため、旦那様に片付けや荷物の整理をご協力いただけるようお願いしました。
買主様の心理として、生活感や売主様の個性が出るインテリアなどが写真に写っていると敬遠されることが多いので、そこを旦那様にご理解いただき、また、売却後に賃貸へ移られることも見据えて断捨離・整理をしていただきます。
片付けと並行して売り出し価格も決定します。売主様にお家の状態や相場のお値段、残債などを加味したベストな価格設定をご提案しました。オンラインでの説明で奥様にもご納得いただけたので、スタッフ一丸となりお家を写真撮影。自社サイト、SUUMOなどのポータルサイトやSNSなど各所に情報掲載を開始しました。
カスケ不動産では掲載情報に載せる写真を、よりお家が魅力的に見えるようスタッフ複数名で伺い家具の配置なども変えながら撮影させていただきます。長年の経験を持つスタッフや流行のSNSでの魅せ方に強いスタッフがおり、何度も話し合いながらしっかりと提案させていただきます。
旦那様のご協力の甲斐あって情報掲載からすぐに6件の問い合わせ。お話を聞くと価格が相場から見ても適正であったこと、掲載されている写真を魅力的に感じたとのことでした。
その後内見へと繋がったのは3組のお客様でしたが、そのうちの一組がローン審査が通ったため、売り出してから3か月後に無事契約。価格交渉なしのスムーズな契約で売主様お二人にもご満足いただけました。
ご夫婦ができるだけ別日でとのご希望でしたので、契約日は旦那様奥様それぞれ別での設定に。担当が旦那様とは対面で、遠方に住む奥様とはオンラインでの電子契約で対応させていただきました。
法改正により現在は重要事項説明と電子契約を利用することで様々なご事情のあるお客様ともオンラインを通しての手続きが可能になりました。併せて旦那様の新たな住居探しもサポート。お仕事場にほど近いアパートを見つけることができ、無事引き渡しまでに引っ越しを終えることができました。
今回のご夫婦はそれぞれ別の道を歩むことを選ばれ、早期の売却と新生活のために手出し金を抑えることを希望されました。その目標のために、担当だけではなくスタッフ一丸となって清掃や撮影を行いお家を魅力的に見せ、また適正な価格を提示することにより無理に金額設定を下げることなく売却でき、結果的に手出し金も抑えることができました。
お客様にはそれぞれのさまざまなご事情があります。カスケ不動産では、ご事情に合わせてベストなご相談が可能です。次なるステップに進むためのサポートも真摯に対応させていただきます。
