
近年、毎年のように各地で台風や線状降水帯による豪雨被害が報じられ、岡山市内や倉敷市内で「マイホームを探したいけれど、水害が心配」「万が一の浸水被害を避けられる土地や家はどう選べばいいの?」と不安を感じている方が増えています。
実は「晴れの国」と呼ばれる岡山県において、大雨時に特に警戒すべきなのは「大きな川の氾濫」だけではありません。
岡山特有の街並みである「張り巡らされた用水路」と「道路が低くなっているアンダーパス」が原因で、雨水が街にあふれ出す「内水被害(内水氾濫)」こそが、マイホーム選びで最も注意すべきリスクの1つです。
今回は、岡山・倉敷で水害リスクを抑え、大切な家族と住まいを守るための「安全な物件選び5つのチェックポイント」をプロの視点から解説します!
1. 岡山特有!なぜ「内水被害」に気をつけるべきなのか?

[出典:台風6号、岡山市内で冠水や倒木|山陽新聞 2026年06月03日 07:34 https://www.sanyonews.jp/photo/detail?article_id=1931507&pid=5924156 ]
高梁川や百間川など「大きな川から離れているから安心」と油断してはいけません。内水被害とは、大雨が降った際に雨水の量が下水や排水路の処理能力を超え、街中にあふれ出してしまう現象です。
特に岡山市や倉敷市では、以下の地域特性から内水被害が発生しやすい環境にあります。
-
柵のない「用水路」が非常に多い 岡山市内だけでも総延長約4,000km以上の用水路が走っています(※1)。大雨の際は一気に水位が上昇して道路との境目が分からなくなり、敷地や道路へ浸水する大きな要因となります。
-
「アンダーパス」による道路冠水 鉄道の下を通る凹型の道路(アンダーパス)は水が集中して冠水しやすく、周辺の低地へ水が流れ込むリスクがあります(※2)。
河川の氾濫マップだけでなく、自治体が発行する「内水ハザードマップ」で過去の冠水履歴を事前に確認することが重要です。
2. 【立地・地盤】周辺道路より「少し高い土地」や「高台」を選ぶ
同じエリアであっても、周辺とのわずかな高低差が被害の有無を分けます。
-
道路や用水路より高い敷地を選ぶ 目の前の道路や用水路よりも一段高くなっている土地(高台や盛土をされた敷地)は、雨水が流れ込みにくく内水被害を物理的に防ぎやすくなります。
-
敷地の「水はけ(排水性)」を確認する 雨が降った際に敷地内に水が溜まりにくいか、側溝や排水路へのルートが確保されているかを現地でチェックしましょう。
3. 【建物の工夫】「高基礎」や「2階建て」で水害に強い家を選択
「気になる物件が、大雨時に水が溜まりやすいエリアにある」という場合でも、建物側の工夫で被害を大幅に抑えられます。
-
①「高基礎」や「盛り土」で床面を高く設置する 新築や建て替えの際、基礎の高さを通常より高く設定(高基礎)したり、敷地全体をかさ上げすることで床下・床上浸水のリスクを大幅に下げられます。
-
② 室外機やエコキュートの設置位置を高くする エアコンの室外機やエコキュートなどの精密機器が浸水すると故障の原因になります。架台を使って水が入らない高さへ配置する対策が有効です。
-
③ 垂直避難ができる「2階建て」の物件を選ぶ 平屋ではなく2階建て以上の物件を選ぶことで、万が一道路や敷地が冠水して外に出られない場合でも、自宅の2階へ安全に避難(垂直避難)できます。
4. 【避難経路の確認】逃げ道に「危険な用水路やアンダーパス」がないか

家そのものの安全性だけでなく、緊急時に安全に逃げられるかも確認しておきましょう。
-
避難場所と避難経路の位置確認 指定避難所までのルートをあらかじめ確認し、実際に歩いて危険箇所がないか把握します。
-
危険なアンダーパスや用水路をあらかじめ把握する 避難ルート上に冠水しやすいアンダーパスや、溢れる危険性のある大きな用水路(過去に内水氾濫があった水路)がないかをチェックしておくことが命を守るポイントです。
5. 【火災保険の活用】「水災補償」を適切にセットする

住宅ローン加入時に契約する火災保険には、台風や豪雨による床上浸水などをカバーする「水災補償」を付帯できます。
高台など明らかに水害リスクが低い物件では水災補償を外して保険料を抑える選択もありますが、用水路が近いエリアや内水リスクが懸念される場所では水災補償をしっかりセットしておくことで、万が一の修繕費用に対する金銭的ダメージを大幅に軽減できます。
カスケ不動産なら「岡山の土地特性×建築対策」で安心の住まいをご提案します!

「用水路や水害が怖いから」といって、希望のエリアでのマイホームづくりを諦める必要はありません。大切なのはリスクを正しく知り、適切な対策をとることです。
カスケ不動産では、単に物件をご紹介するだけでなく、岡山市・倉敷市・総社市エリアの「用水路の位置」「内水ハザードマップ」「過去の冠水実績」などのローカル情報を検討段階からお伝えしています。
万が一に備える、火災保険のご提案も行っております。
-
「気になっている土地や中古物件の内水リスクを知りたい」
-
「水害や用水路に強い家探しのコツを教えてほしい」
ご相談は完全無料にて承っております。ご家族が一生安心して過ごせる住まいづくりを私達と一緒に始めませんか?お気軽にお問い合わせください!
※1:岡山市内の用水路総延長について 出典:岡山市役所『岡山市用水路転落事故防止対策基本方針』 岡山市内には約4,000kmを超える用水路が存在し、市街地と農地・排水路が近接しているため、大雨時の急速な増水や内水氾濫に対する注意が行政からも喚起されています。
※2:アンダーパス等(道路冠水注意箇所)について 出典:国土交通省 中国地方整備局 岡山国道事務所『道路冠水注意箇所(アンダーパス等)』 集中豪雨時に冠水するおそれのある道路(アンダーパスなど)の位置情報が公開されています。避難経路の策定や日常の通行ルート確認に役立てられています。


