住宅は建てて壊す時代から『住み継ぐ』時代へ。
創業明治16年、住まいの総合窓口「カスケ不動産」の植村真苗です。
住宅のご購入を検討されるにあたり、人生最大のお買い物となる住宅は即決できるものではないと思います。ご結婚やご出産、ご家族の転勤などをきっかけに自宅購入の検討を始め、どのように決めていくのが良いのか、『探すのではなく選ぶ』という点に着目して今回はお話させていただきます。
基本条件
まずは、「いつまでに購入するのか」「中古戸建て・中古マンション・新築住宅 どのタイプの住宅を購入するのか」等の基本条件を整理していきます。
購入のタイミングについては、物件選びを始めてから実際にご自身の所有する自宅になるまでの期間に、銀行の審査や調査などの時間がかかります。
中古住宅であれば 2～3ヶ月程度、建売住宅（新築）であれば 1～2ヶ月程度、注文住宅であれば土地探しから 1年程度はかかりますので、選ぶ物件によってスケジュールを逆算して考える必要があります。
そして、価格や資産価値、住み心地についてなどご自身にあったものはどれなのか、多方面からじっくりと考える必要があります。
資金計画
次に、基本条件の他に大切な資金計画です。
資金計画には3つのポイントがあります。
①借りられる額
ご自身が年間で返済に充てることができる金額の把握をすることです。
②返せる額
ご自身が無理なく月々いくらの返済がしていけるのか、というベストな額です。
③返し方
金利の種類・返済期間を決めます。
ご購入にあたっては、物件の価格以外にも諸費用として必要な費用があります。諸費用とは、住宅購入にあたり必要な税金や手数料、保険料、引っ越し費用のことをいいます。
※【物件価格の他にも！？不動産購入にかかる諸費用について解説！】
このような資金計画を事前にしっかりとして、物件選びをしましょう。
また、ご購入後にもメンテナンス費用などがどの程度必要となってくるのかなどを把握する事も大切です。
ご購入前、ご購入後も無理なくお家を維持していくための総合的な計画が必要です。
こだわり条件
基本条件が決まれば、次に、こだわるポイントについて考えます。
ご購入後、実際に新しい生活がスタートした時、満足できる住宅である為には、現在の生活・未来の生活を想定して選ぶ必要があります。
立地や環境に関する「生活の利便性・子育て環境・駅からの距離・陽当たり」等、住宅に関する「部屋の広さ・生活動線・収納スペース・外壁」等、ご自身が絶対にはずせないと思うこだわり条件が何なのか検討します。
妥協点
ここまでで、しっかりと資金計画を立て、どれくらいの価格帯の物件をみていくのかが把握でき、基本条件・購入時期の目処を把握し、どのタイプの住宅を購入するかが見えてきました。こだわり条件も確認してきましたが、では、これまでの検討した条件にピッタリ当てはまる物件は実際に存在するのでしょうか。
今までお客様のご要望をお伺いしながら、物件選びをするなかで「これだ！」という100点満点の物件がみつかった事はあまり経験がありません。
そこで次は、80点～90点程のここは妥協ができるという点を検討していきます。
以下は、年収別でみた購入時に妥協した点です。
引用元：年収別でみるマイホーム購入事情を調査！｜りそなグループ (resonabank.co.jp)
グラフの通り、最も多い妥協点が「最寄り駅からの距離」、次いで「勤務先との距離」・「物件価格」となっています。ご自身がどのポイントが妥協できるのか一度検討してもよいかもしれません。
探すのではなく『選ぶ』
ここまで、検討の整理ができれば、あとは市場にでている物件の中からご自身の条件に合う物件をセレクトしていきます。
こだわりポイントをおさえていて妥協できる範囲の物件は数が限られてくることが多いです。厳選された物件の中から、実際に現地の確認をして、近隣の環境や、周辺状況など問題がなければ更に細かく物件の確認をしていきます。
このような方法で進めていくことによって『希望条件にピッタリの物件を探す』のではなく、『今出ている物件の中でどの物件が自分に一番合っているかを選んでいく』ことができ、住宅購入がよりスムーズに進んでいきます。
住宅ワンストップサービス
カスケ不動産では、小さな修理から外壁塗装、注文住宅から土地や中古物件探しまで「ワンストップサービスで住み継ぐ街づくり」を提供させていただいております。
ご購入前に『住宅設備点検』『住宅診断（ホームインスペクション）』の実施も可能です。
住宅設備点検にて設備の状況把握や、住宅の設計や施工に詳しい専門家による住宅診断（ホームインスペクション）を実施し、欠陥の有無や補修すべき箇所、その時期を事前に把握して安心して契約に進めるようにサポートいたします。
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