14TH ANNIVERSARY

売却完了時期に関わる?不動産業界の「囲い込み」について解説!

売却完了時期に関わる?不動産業界の「囲い込み」について解説!

みなさんこんにちは!岡山・倉敷の住宅サポートをしている、カスケ不動産の赤澤です。

突然ですが、皆さん不動産の「囲い込み」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

様々な理由で不動産を売却することになった時、不動産会社に売却の相談をして販売活動を依頼すると思います。今回は、お願いする不動産会社を選ぶうえで知っておいてほしい不動産の「囲い込み」についてお話します。

本来の物件情報の開示

売りたい人から不動産の売却依頼を受けた不動産会社は、レインズという宅建業者が利用する不動産情報のネットワークサイトや自社のHP、ポータルサイト(SUUMO・LIFULLHOME’S・at homeなど)へ物件情報の登録を行います。

それを見た各不動産会社が物件を預かっている不動産会社へ紹介が可能かどうか問い合わせをします。

紹介可能であれば物件の情報を公開し、他の不動産会社が対応している顧客へも物件の紹介が行われます。

物件を預かっているひとつの不動産会社が抱えている顧客だけでなく、複数の不動産会社を通すことで、より多くの物件を探している方へ情報を公開することができ、購入希望者を増やす可能性が広がります。

不動産の「囲い込み」とは?

単刀直入に言うと「他の不動産会社に契約をさせない」ことです。

上記でお伝えした本来の物件情報の公開を行わなかったり、他不動産会社からの紹介可否の連絡時に「商談中」「紹介不可」などと嘘を言って不動産を紹介できるのにも関わらず、紹介を断ったりする行為のことを言います。

購入希望者の方にとっては、『買えるはずの物件を買うことができず』
売却依頼者の方にとっては、『売れるはずの物件を売ることができない』
という、売りたい人・買いたい人どちらにとっても不利益な状態です。

なぜ「囲い込み」が行われるのか?

ではなぜ、そのようなことをするのでしょうか?

以前のブログ【「仲介手数料」とは?】でお伝えしましたが、不動産会社の利益は売る人・買う人が支払う「仲介手数料」です。

そのため、自社の購入希望者のみに情報公開を行い自社で買う人を見つければ、両手仲介取引になり、不動産会社の利益が片手仲介取引の倍になるわけです。

これにより、売る人の希望の金額での成約機会が妨げられたり、成約までの期間が数か月長くかかるなどのケースも発生しています。

「囲い込み」の対策方法は?

基本的に囲い込みが行われる可能性があるのは、専任媒介契約・専属専任媒介契約をした場合です。

※媒介契約の種類については【媒介契約3種類のメリット・デメリットを説明!】ブログにて詳しく説明しています。

 

では、どうしたら「囲い込み」されているとわかるのでしょうか?

専任媒介契約・専属専任媒介契約の場合に、人気のエリア・周辺環境や立地良好にも関わらず販売スタートしてから1ヶ月以内の問合せがゼロであったり、値下げの話をやたらとしてくる場合には、他の不動産会社を通してご自身の物件が募集中かどうかを問合せてみてもよいかもしれません。

また、依頼した不動産会社のHPやSUUMOなどのポータルサイトへ掲載されているか確認することをおすすめします。

万が一、囲い込みをされていたら、契約する不動産会社を見直した方がいいでしょう。
囲い込みをされていなかった場合には、反響が少ない理由は「売り出し価格が相場より高い」などの他の理由が考えられますので依頼している不動産会社へ相談してみましょう。

このような事態を招かないためにも、不動産の売却をする際には、売る人の売却に至った経緯や売却条件・希望など、よく理解したうえで丁寧に対応してくれる信頼できる不動産会社へ託すことがとても重要です。

 

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カスケ不動産では、売却担当だけでなく、購入担当・企画広報・事務のチームでお客様の大切な資産(不動産)をお預かりし、販売活動を行っています。

物件情報の公開はもちろん、お預かりした物件の清掃(カスケ独自)や法律的な調査などを行い、売る方も買う方も安心して気持ちのいい取引をしていただけるようにサポートいたします。

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