14TH ANNIVERSARY

不動産売却の流れ① ~売却開始まで~

不動産売却の流れ① ~売却開始まで~

みなさんこんにちは!岡山・倉敷の住宅購入・売却をサポートしている、カスケ不動産の田中です。
「マイホームを持っているけど転勤等で不要になった」、「不動産を相続したけど使わないので売却したい」などの様々な理由で、不動産の売却をお考えの方!
不動産を売るか悩んでいらっしゃる段階から、実際に売却完了までの流れを順を追ってご説明させていただきます。
今回は、“不動産売却の流れ“パート①として、売却を思い立ったところから実際に売却活動をスタートできる準備が整うところまでについて簡単にご説明させていただきます。

はじめに…

唐突ですが、なぜ「不動産売却」をお考えですか?不動産を所有されている多くの方にとって、財産の大半を占めるのが不動産です。「売却=手放す」ことになりますので、売却は最終手段だと考えてください。一度手放したら簡単には取り戻せません。本当に使い道が無いのか、本当に不要なのか、また複数の人が同じ不動産を共有している場合は、その共有名義人の全員が売却という選択に賛成してくれるか、一度立ち止まって考えてみてください。
その判断が自分で難しい時は良心的な不動産会社に相談してみるか、冷静に第三者としての意見をくれる、お持ちの不動産の状況に詳しいお知り合い等へ相談してみてください。

査定を依頼

「金額次第では売却を考えようかな…」という方もいらっしゃいますよね。ここでは、査定の方法や仕組みについてお話しします!

査定の依頼方法

査定を依頼する際の方法は主に次の3つです。

①不動産会社に直接、電話相談

査定してもらいたい物件のあるエリアに対応している不動産会社をインターネット等で検索してみて直接電話相談。
細かい内容もそのまま話しながら相談できるので、分かり易いです◎
もし気になった不動産会社がそのエリアに対応しているかが不明な場合はとりあえず電話して尋ねてみましょう!

②不動産会社の査定システムで査定を依頼

上記の①同様、査定してもらいたい物件のあるエリアに対応している不動産会社をインターネットで見つけた場合、その不動産会社独自のホームページ内にネット上で査定依頼が出来ることもあります。(不動産会社により異なります。)どのような会社なのか雰囲気を把握するためにも、個々のホームページをチェックしてみるのも良いでしょう◎

③ 無料一括査定サイトで複数社へ依頼

1社だけでは不安だし、わざわざ色々と調べて複数社に直接自ら連絡するのは面倒!という方には無料の一括査定がオススメです。一括査定とは、対応エリアの複数の会社が査定をしてくれるシステムです。どの査定サイトが良いかは地域ごとに異なりますので、まずはインターネットで無料一括査定サイトのおすすめをチェックしてから、実際にその査定サイトを利用して査定依頼をしてみるのも良いかと思います◎

査定の種類

査定をする際の方法は2種類あります。

①仲介売買査定

仲介売買は不動産売買の一般的な方法で、お客様の不動産の売却活動を不動産会社が“手伝う”方法です。購入するのは主にエンドユーザーとなる一般のお客様ですので、市場価格での売却が可能ですが、その分、買手が見つかるまでは待たなければいけないため、いつ売却が成立するかが分かりません。また、売却価格も不動産会社が決めるのではなく、過去の実際の周辺売買事例や、その不動産の置かれている状況を元に不動産会社が査定(売却が成約するであろう価格を予測すること)した価格を参考にしつつ自分で決めることになります。ですので、場合によっては値下が必要になったり、買手の条件に対応することになります。市場価格より極端に高い金額を査定額として提示してくる不動産会社には要注意です!結局その金額で売れなかったというケースは少なくないでしょう。

②買取査定

私達、不動産会社が直接お客様から不動産を買い取らせていただく方法です。買い取らせていただいた後に再販するので、買取時は市場価格よりも安い価格での買取となります。いつ売れるだろうかとヤキモキ待たないといけない期間がないのでスムーズです。何より、業者に買い取ってもらえることで、取引中や取引後のトラブル発生の可能性が限りなく低いので安心です。

 

売却を真剣に考えていらっしゃるのであれば、不動産会社にしっかりと事情を説明し、実際にその不動産を現地で確認してもらって査定してもらうことをオススメします。

「しっかりと事情を話す」理由は、売却方法により売却時の譲渡所得税の控除が適用になったり、まだ住宅ローンが完済していないケース、売却後の住替え先の取得を住宅ローンにするケースなど見落としてしまうと大きな損失に繋がるような方法で進めていってしまっていたり、そもそも売却すべきでない、なんていう場合もあるからです。

基本的に「査定」とは言うものの、一般的な売却方法である仲介売買の場合は、査定をする不動産会社がその金額を支払う訳ではなく、その価格で売れることを保証するものでもありません。その仕組みを十分に理解して、「査定額」を理解することが大切です。

 

どうやって不動産会社を決めるの?

実際に売れそうな額が掴めて、諸経費として何が必要かが把握出来て、共有名義人全員の同意も取れれば、後はお願いする不動産会社を決めるだけです。

買取で売買する場合

買取の場合はとてもシンプルで、条件が一番良い会社を選ぶだけです。ポイントとなるのは「トータルでどこが良いか」なので、ただ単に買取の査定額が高いだけでなく、その他の関連する条件も含めて考えるのが良いでしょう。

例えば、
A社 買取額1,500万円 現状渡しでOK
B社 買取額1,520万円 残置物撤去後の引き渡し
C社 買取額1,700万円 解体更地・境界確定売主負担

上記の3社の場合、1番条件の良い会社はどこでしょう?

正解は、お客様の状況によります。この答えを出すためにはまずは建物解体の見積、境界確定費用の見積、残置物撤去の見積が必要です。更に、境界確定をして問題が起きそうな箇所・物事がないか、建物が旧耐震基準の場合は売却した場合に譲渡所得税が発生するかどうか、など、答えを出すには複雑で、一概に査定額の1番高いC社に売却することが必ずしもあなたの手元に最終的に入る金額が1番多いとは言えないのです。

仲介で売買する場合

仲介売買の場合だと、その不動産会社が提示した額で必ず売り出さないといけないという不動産会社はほぼありません。もちろん、各不動産会社によって、市場価格から外れすぎた価格だとお手伝いが出来ないという限界の規定範囲はあるかもしれませんが、基本的に売出価格は一緒に相談をして決定します。

それ故に、どの不動産会社に売却のお手伝いを依頼するかは、査定額ではなく、その不動産会社のサービス内容や取り組み姿勢によって決めましょう。分かり易く言うと、仲介で売買する場合は不動産会社の立ち位置は、あなたの不動産の売却を手伝ってくれるビジネスパートナーのようなものです。信頼して任せられて、自分では出来ない広告活動や、ご購入を検討されるお客様の対応をしっかり丁寧に行ってくれる会社選びが1番の安心で安全、且つスムーズな売却の成立への近道になるかもしれません。

 

今回は、不動産の売却に関して、実際に販売活動をスタートするまでの知っておいていただきたい内容についてご説明させていただきました。
次回は、この後の流れについて“不動産売却の流れ“パート②~売却開始~をご説明させていただきます!

 

カスケ不動産について

岡山県南部で事業を展開しているカスケグループは、住まいに関わるすべてをご提案すべく、「リフォーム」「不動産」「新築」それぞれ専門の担当者が一丸となって対応する住宅ワンストップサービスを提供しています。ご購入のお客様がご検討される段階からしっかり寄り添い、不安を解決しながら進められる体制が、このワンストップサービスで実現できます。

岡山市、倉敷市の不動産の売買などでお悩みの方は、お気軽にカスケ不動産へご相談くださいませ。

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