みなさんこんにちは!岡山・倉敷の住宅購入をサポートしているカスケ不動産の平田です。皆様は住宅ローンのご検討にあたって、「元利均等返済」「元金均等返済」というワードを耳にされたことはあるでしょうか?
住宅ローンの返済方法にはこの2種類の方法がありますが、今回はどちらがお得なのかそれぞれ特徴をご紹介いたします。
「元利均等返済」「元金均等返済」それぞれの特徴
元利均等返済とは
毎月の返済額を元金と利息で調整し一定にする返済方法です。毎月の返済額が一定のため、返済計画が立てやすくなります。
元金均等返済とは
毎月の返済額のうち、元金部分を均等額とし、それに利息を合計して支払う返済方法です。返済が進むにつれて返済額は少なくなっていきます。
特徴 | メリット | デメリット | |
元利均等返済 | 毎月の返済額が一定 利息と元金の割合が変動 |
・返済額が一定のため、将来の計画を立てやすい ・返済開始当初の負担が少ない |
・総返済額が多くなる |
元金均等返済 | 毎月の返済額が変動 利息と元金の割合が一定 |
・返済額が将来的に少なくなる ・総返済額が少なく済む |
・返済開始当初の返済額が多い ・借入金額が少なくなる可能性がある |
「元利均等返済」と「元金均等返済」どっちを利用する人が多い?
実際に住宅ローンを利用する場合は、毎月返済額の変わらない元利均等返済を選ぶケースがほとんどです。「借入額が比較的少ない」、もしくは「借入年数が短く、預貯金などの資金的な余裕がある」場合は、元金均等返済を利用するケースもあります。
また、元金均等返済に関しては、取り扱いのない金融機関もあるためご利用を検討する場合は金融機関に事前に確認しておきましょう。
結局・・・、どっちがお得?
それぞれの返済方法を利用した比較です。
■借入額2000万円、固定金利1.6%、借入期間35年の場合
元利均等返済
毎月返済額 | 元金部分 | 元金の割合 | |
1年目 | 62,221 | 36,080 | 58.0% |
5年目 | 62,221 | 38,463 | 61.8% |
10年目 | 62,221 | 41,664 | 67.0% |
15年目 | 62,221 | 45,131 | 72.5% |
20年目 | 62,221 | 48,888 | 78.6% |
合計 | 26,132,943 | 20,000,000 |
元金均等返済
毎月返済額 | 元金部分 | 元金の割合 | |
1年目 | 73,587 | 47,619 | 64.7% |
5年目 | 70,540 | 47,619 | 67.5% |
10年目 | 66,730 | 47,619 | 71.4% |
15年目 | 62,921 | 47,619 | 75.7% |
20年目 | 59,111 | 47,619 | 80.6% |
合計 | 25,613,333 | 20,000,000 |
元利均等返済は毎月の支払いが一定になっているのがわかります。元金の減り方は元金均等返済に比べて遅く、合計の返済額が元金均等返済よりも多くなっています。
元金均等返済は当初の負担が大きいですが、元金の減るスピードが速く合計の返済額が少なくなっています。
資金的に余裕があり借入額が少ない場合は、総返済額が少なくなる「元金均等返済」を選択した方がお得になります。ですが、当初の返済額が大きいため元利均等返済に比べて利用者があまりいないのが実情です。特にフルローンに近い形で借入を検討されている方は、資金計画上「元利均等返済」一択になる可能性が高いです。
家庭によって人生設計や収入の状況が違うため、返済方法選択の際は、家計の状況と照らし合わせて資金計画をすることが大切です。そして、返済終了までを見据え、収入・支出の見込みや定年・退職の時期などを考慮した返済方法や借入期間のご選択をお勧めします。
信頼できる不動産会社に相談を
住宅ローンを賢く利用するためには、安心して任せることができる不動産会社を見つけて相談することが大切です。
岡山県南部で事業を展開しているカスケグループは、住まいに関わるすべてをご提案すべく、「リフォーム」「不動産」「新築」それぞれ専門の担当者が一丸となって対応する「住宅ワンストップサービス」を提供しています。
住宅購入をご検討の皆様に、無理のない返済計画と最適な金融機関、住宅ローン商品をご提案いたします。
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