14TH ANNIVERSARY

ちょっと待って!契約してしまう前に確認したい「不動産売買契約」とは

ちょっと待って!契約してしまう前に確認したい「不動産売買契約」とは

 

皆さまこんにちは!カスケ不動産の田中です。マイホーム探しをされている方、不動産の売却を考えられている方、お話が進んでいくと耳にするのが「売買契約」ですが、そもそも売買契約とはどんな契約で何が行われるかご存知でしょうか?インターネットで調べても、難しい言葉で書いてあったり、文章が長くてイマイチ分からない、、、なんてことはありませんか?私も本や文字を読むのはとても苦手なので、本日は「不動産売買契約」についてかなり簡単に出来るだけ分かり易く説明させていただきます。

そもそも不動産の売買契約とはどんな契約?

文字通り、その不動産の権利を持っている売る人が「売る」ことを、その不動産の権利を買う人が「買う」ことを契約するものです。

 

なんのために契約するの?

不動産の売買では実際に引き渡しが行われるまでに買主様、売主様、双方それに向けた準備が必要です。例えば買主様はローンのことであったり、売主様は次に住む家の段取りであったり、土地の場合は既存の建物を解体したり、、、、、となると、お互いに費用が発生したり、当事者だけでなく複数の人・業者が関わってくることになります。300万円もかけて売る準備で建物を解体したのに、買主様が気軽に「やっぱり買うの辞めます!」なんて言ってこられたら売主様はたまりませんよね。

必ずしも費用等が発生する取引ばかりではないですし、不動産に限ったことでもないですが、買主様・売主様それぞれを守るために「売買契約」が存在すると思ってもらえれば理解しやすいかもしれません。

売買契約で実際に何をするの?

売買契約は基本的には売主様・買主様が顔を合わせて、不動産会社の事務所で行うことになります。(どうしても双方の都合がつかない場合は「持ち回り」といって、売主様・買主様別々の日に行うことになります。その場合は基本的に売主様の契約が先になり、双方の署名・捺印が揃った時点で契約が締結されます。)

1.重要事項説明※1

・・・土地や建物の面積や登記内容、その土地にかかっている法律的な規制など、取引される不動産に関する大切な事項を宅地建物取引士からか買主様に向けて説明されます。(売主様に対する説明は法律的に義務ではないですが、取引の条件等、売主様に関わる内容も記載されますので、売主様も聞いて把握しておいた方が良いでしょう。)

2.売買契約書の説明※2

・・・売買価格や引き渡しの期限、違約金に関することなど、お互いが守るべき取引の内容についての説明です。

3.告知事項・付帯設備の説明

・・・売主様が取引される不動産について知っていることを書面にて告知します。

4.署名・捺印

・・・双方が契約の内容に納得されたうえで、お互い重要事項説明書・契約書等に署名・捺印をし、正式に契約が結ばれます。契約書にはそれぞれ収入印紙を貼付します。

5.手付金の授受※3

・・・買主様は最後に売主様に対して手付金を支払います。手付金は最終的には物件代金の1部として差引されます。

※1・※2・※3詳しくはまた別の記事で解説します。

 

売買契約時に用意するもの

【売主】

  • 本人確認書類(免許証・パスポートなど)
  • 収入印紙(売買代金に応じた額)
  • 認印(実印)      など

※不動産会社や取引する不動産によっても内容が変わります。

 

【買主】

  • 本人確認書類(免許証・パスポートなど)
  • 収入印紙(売買代金に応じた額)
  • 認印(実印)
  • 手付金(申込で記載した額)      など

※不動産会社や取引する不動産によっても内容が変わります。

 

 

売買契約時の注意点

ここまで、何となくでも不動産の売買契約について分かっていただけたでしょうか?

不動産の契約書に限らずですが、契約書の内容はいつも長く難しく、聞きなれない言葉や言い回しがいっぱいで、ただ読まれているのを聞くだけでは中々頭に入ってこないですよね。私はなるべく契約の前に、重要事項説明書と契約書が完成した時点で、ご購入者様とお打ち合わせのお時間を取って簡単に内容を説明させていただくようにしています。そうすることで安心して契約を迎えていただきたいからです。皆さんも事前に契約の内容を把握して、自分だけが不利になっていたり道理が通っていない内容がないかは契約の前に確認しておくよう気掛けてみてくださいね。

またカスケ不動産では、なるべく皆さまに分かり易く例を挙げながら契約の内容を説明させていただくよう取り組んでいます。もちろん、途中でご不明な点がないか質問いただける時間も取っていますので、お客様が分からないことを分からないままモヤモヤした気持ちで契約締結、、、、ということがないよう心掛けています。

皆さんもこれを参考に不動産の売買契約に挑んで、納得の契約をしてくださいませ。

契約の条項などにある個別の内容の注意点はまた別の記事で取り上げさせていただきますね。

とてもざっくりでしたが、「不動産の売買契約」についてでした!カスケ不動産で是非、皆さまの安心・安全な取引のお手伝いをさせてくださいませ。

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