14TH ANNIVERSARY

保険料が安くなる!見逃しがちな省令準耐火構造を解説!

保険料が安くなる!見逃しがちな省令準耐火構造を解説!

みなさんこんにちは!岡山・倉敷の住宅購入をサポートしている。カスケ不動産の米重です。

マイホーム購入や建築は高額になる為、万が一のリスクに備えておくことが大切です。昨今、台風や集中豪雨など自然災害が頻発している影響もあり、火災保険への関心を示す人が増えています。なお、ほとんどの住宅ローンでは火災保険への加入が義務付けられています。今回は木造の一戸建て住宅でも、火災保険料が約半額の対象になる「省令準耐火構造」について解説します

 

省令準耐火構造の住宅とは?

省令準耐火構造」とは、建築基準法が定める「準耐火構造」に準ずる防火性能を持つ住宅として、住宅金融支援機構の基準を満たした建物の構造を指します。具体的には次の1~3のいずれかの住宅または工法です。

1, 機構の定める省令準耐火構造の仕様に基づき建設された木造軸組工法の住宅又は枠組壁工法(2×4)住宅

2, 省令準耐火構造として機構が承認したプレハブ住宅

3, 省令準耐火構造として機構が承認した住宅または工法

※詳細は、フラット35のサイト内の説明ページをご確認ください。

 

省令準耐火構造の住宅の特徴

では、省令準耐火構造の住宅にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。

1. 隣家などから火をもらわない(外部からの延焼防止)

 隣地からのもらい火による火災に備えて、屋根や外壁、軒裏を防火性の高い構造とします。

[引用元]フラット35 | https://www.flat35.com/business/shinchiku/syourei.html

 

2. 火災が発生しても一定時間部屋から火を出さない(各室防火)

 各室を区画する構造とするため、火が他室に燃え広がりにくくなっています。

[引用元]フラット35 | https://www.flat35.com/business/shinchiku/syourei.html

3. 万が一部屋から火が出ても延焼を遅らせる(他室への延焼遅延)

 火災の通り道になる壁や天井内部の要所(壁の内部などの取合部)に木材や断熱材のファイヤーストップ材を設けます

[引用元]フラット35 | https://www.flat35.com/business/shinchiku/syourei.html

 

以上の特徴により基準を満たした場合、耐火性が高いと判断されて保険料が軽減されます。

 

省令準耐火構造の「構造級別」

省令準耐火構造は、一般的な住宅に比べて火災保険料を割安に抑えることができます。保険料は、建物の構造内容を基準に3種類定められています。

物件種別 構造級別 建物の種類(材質) 保険料
住宅物件
(専用住宅)
M構造 コンクリート造建物、コンクリートブロック造建物、れんが造建物、石造建物、耐火建築物の共同住宅建物

安い

高い

T構造 コンクリート造建物、コンクリートブロック造建物、れんが造建物、石造建物、鉄骨造建物、耐火建築物(共同住宅建物以外)、準耐火建築物、省令準耐火建物
H構造 M構造、T構造に該当しない建物

木造は原則H構造「非耐火構造」となりますが、省令準耐火構造の木造住宅は「T構造(耐火)」に該当する為、保険料が約半額まで安くなります。

 

知識をつけてお得に購入をしましょう。

 

カスケ不動産について

岡山県南部で事業を展開しているカスケグループは、住まいに関わるすべてをご提案すべく、「リフォーム」「不動産」「新築」それぞれ専門の担当者が一丸となって対応する「住宅ワンストップサービス」を提供しています。中古住宅の場合、新築と違い建築当時の図面が残っていないケースが多々あり、知識が少ない不動産会社で購入すると受けられるはずだった割引が受けられないケースがあります。弊社は中古住宅取引の経験が豊富な担当者がサポートさせていただきますのでご安心ください。

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