14TH ANNIVERSARY

「固定資産税」「都市計画税」の違いは?

「固定資産税」「都市計画税」の違いは?

みなさんこんにちは!岡山・倉敷の住宅購入のサポートをしているカスケ不動産の大森です。突然ですが、みなさんはお店で商品を購入した際に、商品代金と同時に消費税という税金も一緒に支払っていると思いますが、不動産を購入する際や所有している時にも、多くの税金がかかってくることはご存じでしょうか?今回は、みなさんが不動産を所有しているときに支払う必要のある固定資産税都市計画税についてご紹介をさせていただきます。

固定資産税とは

まずは、固定資産税とは何なのか?聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますのでご説明をさせていただきます。
みなさんの周りにある「田んぼなどの土地、住宅やお店などの家屋(不動産)」「工場の機械や会社の備品(償却資産)」これらを総称して固定資産と呼びます。固定資産税とは、こうした固定資産にかかる税金です。固定資産の所有者が、その資産価値に応じて算定された税額を、固定資産の所在する市町村に納めます。

 

固定資産の種類

土地

田んぼ、畑、住宅地、池沼、山林、鉱泉地(温泉など)、牧場、原野などの土地

家屋

住宅、お店、工場(発電所や変電所を含む)、倉庫などの建物

償却資産

会社等(事業者)が所有する構築物(広告塔やフェンスなど)、飛行機、船、車両や運搬具(鉄道やトロッコなど)、備品(パソコンや工具など)など

引用元:総務省HP|https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_15.html

このような固定資産を所有している個人・法人は納税義務者となり、税金を納めなければなりません。

固定資産税は以下の計算式で求めることができます。

【 固定資産税額=固定資産の評価額(課税標準額)× 1.4%(標準税率)

固定資産税は、土地+家屋の固定資産税額を合算した額となります。こちらの固定資産税に関しましては、家屋の構造の違いや築年数の違いなどにより、再建築費評価点数は増減し、築年数が浅い方が固定資産の評価額は高くなる傾向にあります。また固定資産税の評価額は、不動産をお持ちの際に毎年送られてくる固定資産税の納税通知書に付いている「課税明細書」に記載されています。

都市計画税とは

さて、固定資産税に続き都市計画税についてもご説明させていただきます。
都市計画税とは、都市計画事業や土地区画事業の費用に充てることを目的とした市町村税で、市街化区域内に土地や家屋を持っている人に毎年課される地方税です。市街化区域とは、すでに住宅や商業施設などが立ち並ぶ市街地となっている区域か、自治体が10年以内に優先的に市街地にしていこうと計画し、道路や公園、下水道といった都市機能や施設の整備を積極的に進めている区域です。街づくりのための費用を都市計画事業や土地区画整理事業を行なう市町村に納めるといった税金となります。
こちらの税金は、市街化区域内に土地・家屋を所有している方が納めるものになります。
ここで、注意していただきたいのは、所有している土地・家屋が見るからに農地や山林であっても、その区域が市街化区域であれば、都市計画税はかかってきます。

都市計画税は以下の計算式で求めることができます。
【 都市計画税額課税標準(固定資産税評価額)× 0.3%(制限税率)】
※税率は自治体によって異なる場合がございます。

仮に固定資産税評価額が2,000万円の土地を所有している場合の都市計画税は、2,000万円×0.3%=6万円ということになります。

自分の住んでいる地域や購入予定の土地が、都市計画区域なのか調べるのはそんなに難しくはありません。インターネットの検索エンジン等で、調べたい市区町村の名前と用途地域、もしくは都市計画図と検索すれば閲覧することができます。

固定資産税・都市計画税の違い

固定資産税・都市計画税についてご説明させていただきましたが、これらの違いについてもう少しわかりやすくご説明させていただきます。

固定資産税は「固定資産を所有している方全員が支払う必要のあるモノ」、都市計画税は「市街化区域内に土地・家屋を所有している方が支払う必要のあるモノ」です。

都市計画税

固定資産税

課税対象

市街化区域内の土地、家屋

固定資産(土地、家屋、償却資産)

納める人

1月1日現在、市街化区域内の土地、家屋を所有する人

1月1日現在、土地、家屋、償却資産を所有する人

税率

0.3%(制限税率)※自治体によって異なる場合あり

1.4%

課税標準

固定資産税評価額

固定資産税評価額

引用元:リクルート 都市計画税とはどんな税金?固定資産税との違いをあわせて解説|https://finance.recruit.co.jp/article/b010/ )

また、都市計画税は、固定資産税の5分の1程度といわれています。例えば、固定資産税5万円の不動産だと、都市計画税1.1万円。固定資産税10万円の不動産だと、都市計画税2.2万円程になります。都市計画税固定資産税が上がれば上がるほどそれに伴って上がります。

納める時期と支払い方法

では、いつどのようにして納税すればよいのでしょうか。
お知らせが毎年4月〜6月頃に納税通知書と振込用紙と一緒に郵送にて届きます。
納める時期は、4月・7月・9月・12月の年4回に分けて支払う方法と、年1回一括で支払う方法があります。
もし支払いが遅れてしまった場合には、最大で年14.6%の延滞金が発生します。その際、自治体から催告書が送られてきますが、それにも従わず不払いを続けてしまうと物件や給料の差し押さえなどが発生する恐れがありますので注意が必要です。

まとめ

今回は「固定資産税」と「都市計画税」に関してご説明させていただきました。不動産購入を検討されている方は、気になる物件が、市街化区域により都市計画税を支払う必要があるのかどうかもしっかりと確認しておくことをお勧めします。納税は、国民の義務であり切っても切れないものです。そのため、税金が高額であっても支払う必要がありますし、税金に関する内容は難しいからと言って全く理解しなくてよいというものでもありません。カスケ不動産では、このような税金に関することはもちろん、住まい探しから住宅ローンの金利などの様々なご相談を受け賜わっております。お客様によって違うご事情を考慮し、一人ひとりに合った最適なご提案をさせていただきますので、不動産購入に関してお悩みの方は、お気軽にカスケ不動産へご相談ください!
カスケホームグループでは住まいに関わるすべてのことをご提案すべく、「リフォーム」「不動産」「新築」それぞれ専門の担当者が一丸となって対応する「住宅ワンストップサービス」を提供しております。お家に関することでお困り事がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください!

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